ソニー生命のアンケート調査によると、働く女性の3割近くが「本当は専業主婦になりたい」と回答しているといいます。
子育てに専念したかったり、自分の時間が欲しかったり、そもそも働きたくなかったりと理由は様々でしょうが、専業主婦に憧れる女性は少なくないようですね。
では、その憧れの的の張本人である専業主婦の本音とはどのようなものか、気になりますよね。
なんと、56.7%の専業主婦が「専業主婦は苦労が多いと思っている」と回答しています。
さらには、28.3%が本当は外に働きに行きたいと思っているという結果も。
専業主婦だって不満に思っていることも多いのです。
ですが、「現在の生活に満足している」と回答する専業主婦は6割近くに上る。女性の活躍に関する意識調査2020 | ソニー生命保険 (sonylife.co.jp)
それってどういうことなのでしょう???
専業主婦であることのどこが気に入っているのか、専業主婦であることはどんなストレスがあるのかなどはこの数字からは見えてきません。
専業主婦に満足するも不満足であるも、その理由は個々人によって多種多様なのでしょう。
同じ専業主婦といっても、ひとくくりにはできませんよね。
アンケートの結果を見て意外だったのは、外に働きに行きたいと思っている専業主婦が3割近くもいるということでした。
外で働きたくない女性が専業主婦をしているとは限らないのですね。
子育てのためなどの理由で自ら専業主婦になったものの、仕事に復帰したくなった人もいるでしょう。
家計を助けたいと思われている方もいるでしょう。
場合によってはアイデンティティが欲しかったり、集団に属したいなどの欲求も出てくることでしょう。
同じ専業主婦といっても、内情はこんなにも違う。
かく言う私は、外に働きになど出たくない専業主婦。
さらには、家事もほどほどにしておきたい「なまけもの専業主婦」です。
本当に、できるだけ働きたくありません!
この記事では、そんな私の「なまけもの専業主婦」の時間術といいますか、時間の使い方などをご紹介しています。
できるだけ働きたくないと思っているにも関わらず、そうできていない専業主婦の方に勇気を与える内容になっています。
できるだけ働かないためのヒントにしていただけたら幸いです。
なまけもの専業主婦の働かない実態
先ほども申し上げた通り、私はなまけものな専業主婦「なまけもの専業主婦」です。
多くの専業主婦の皆さまにあたっては、お忙しい日常を過ごされていることでしょうが、私は然程家事に時間を割いてはおらず、比較的ゆっくりとした毎日を過ごしていることが多いです。
つまり、あまり働いていません。
突然ですが、動物のナマケモノは1日中ずっと木の上で過ごし、ほとんど動かないみたいですよね。
だから食べる量も驚くほど少ないって知っていましたか?
木の葉や木の実を1日8グラムくらいしか食べないんですよ。
なるべく動かないという戦略をとってのんびり過ごす、それがナマケモノという動物です。
というのは、ひろゆきさんの著書『なまけものの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』からの受け売りです。
ひろゆきさんは、ナマケモノの「なるべく動かない」という戦略をとって、のんびり過ごしいているところが好きだとおっしゃっています。
そんなひろゆきさんの日常生活は、「好きなことをしている時間が大半」の毎日だといいます。
それを聞いた私は瞬時に、「なんて羨ましいっ!」そう思ったのですが、考えてみれば私も同じでした。
私も「好きなことをしている時間が大半」の毎日を過ごしています。
家事が仕事である専業主婦の私がそんな日々を過ごすことができるのも、ナマケモノが「なるべく動かない」という戦略をとるように、「家事をなるべくしない」という戦略をとっているからです。
こんな私はまさに、「なまけもの専業主婦」であると言えるでしょう。
それを聞いて、実際に私がどのくらい家事をしていないか、しているか、気になりませんか?
興味ない!?
そう思われた方も、もう少し読み進めてみてくださいね。
きっとあなたも、できるだけ働かない主婦になりたくなるはずです。
では次に、専業主婦一般の平均勤労時間と比較しながら、私がどれだけ働いていないのかを、検証してみたいと思います。
専業主婦 vs なまけもの専業主婦
私「なまけもの専業主婦」の勤労時間を調査してみました。
1週間に渡り、家事をしている時間の記録をとってみたんです。
ではさっそく、結果を発表したいと思います。
私「なまけもの専業主婦」の1週間の勤労時間合計は、1155分。
1日の勤労時間の平均は、2時間45分(165分)でした!
どう感じられました?
恐らく少ないと感じられる方がほとんどではないでしょうか。
なぜなら、専業主婦の勤労時間の平均は、子どもがいない家庭の専業主婦で5時間36分、子どもがいる家庭の専業主婦にいたっては7時間33分にもなります。統計局ホームページ/社会生活基本調査トピックス-女性(妻)の仕事・家事関連時間について (stat.go.jp)
私がどれだけ働いていないのか、お分かりいただけたでしょうか。
専業主婦の平均勤労時間|子なし専業主婦、子あり専業主婦、子なし共働き(Dinks)主婦との比較
繰り返しになりますが、統計局の調査によると、夫婦のみの世帯の専業主婦の勤労時間は5時間36分。
子どもがいる世帯の専業主婦の勤労時間は7時間33分になるといいます。統計局ホームページ/社会生活基本調査トピックス-女性(妻)の仕事・家事関連時間について (stat.go.jp)
同じ専業主婦といえど、子どものいる家庭の専業主婦と子どものいない家庭の専業主婦では、勤労時間に大きな差がでますね。
子なし専業主婦は子あり専業主婦より、働く時間が毎日2時間ほど少ないようです。
かく言う私も、子なし専業主婦です。
そうでなければ、1日の勤労時間3時間弱なんて数字は叩き出せませんね。
では次いで、子なし専業主婦と子なし共働き(Dinks)の主婦の勤労時間を比較してみましょう。
共働き主婦の勤労時間は8時間11分だといいます。
そのうち家事は3時間14分を占めているそう。
外で働きながら家事もするって大変ですよね。
夫婦で分担できているのかな。
3時間14分の実情が平和なものでありますように。
同じ子なしといえど、専業主婦と共働きの主婦ではもちろん大きく違い、2時間半ほど勤労時間の差が出ています。
やっぱり、子なし専業主婦は最強ですね!
子なし専業主婦の強みは、何といっても勤労時間が短くて済むということにあります。
ですが、それでも5時間半以上も毎日働いています。
共働き主婦の家事における勤労時間は3時間14分です。
ご主人の協力のあるなしも影響するでしょうが、外で働いていなくたって、3時間程度で本当は十分なのでは?
なんて思うのは「なまけもの専業主婦」の私くらいなものなのかな。
もちろん、家事が好きな人は好きなだけやったらいいと思います。
家事が好きな人もけっこういらっしゃいますよね。
料理が大好きな人、掃除に情熱を傾ける人、丁寧な暮らしを生きる人、そのようなハイクオリティな奥様がいらっしゃる家庭のご主人が、私は羨ましいです!
ですが、専業主婦だからといって、みんな家事が好きとは限りません。
専業主婦の実情は多種多様。
専業主婦がどんな思いを抱えているか、知る由もない。
だから、私はあえて言います。
「できるだけ家事しなくて、いいよね!」
と。
どのくらい働いた?「なまけもの専業主婦」の1週間
せっかくなので、調査していた私の1週間の勤労時間の詳細を公開しちゃいます。
8/19(金)
朝 60分 家事ルーティン+洗濯
日中 80分 夕食の仕込み等
夕方 30分 夕食の支度
夜 10分 食後の片づけ
計180分
洗濯する日は朝から1時間も働いています。
「よかった、晴れた!これで洗濯できる~!」
と喜び勇んで朝早くから洗濯機を回すところなんか、まさに主婦ですね。
私だって、主婦の心をもっているんです。
8/20(土)
朝 30分 家事ルーティン
日中 60分 草刈り
60分 夕食の仕込み等
夕方 40分 夕食の支度
夜 10分 食後の片づけ
計200分
現在、私たち夫婦は、とある〝ど田舎村〟で生活を営んでおります。
田舎に住んでいるとですね、免れることのできない仕事というのがいくつかあるんです。
そのうちの1つが、草刈りです。
夫がしてくれていることが多いのですが、私もたまには頑張ります。
ですが、夏の雑草の驚異的な成長速度には、私たちのやる気も体力も到底追いつくことはなく、我が家はいつも草ぼうぼうです。
ご近所さんたちには恐らく、「あそこんちは、なまけものだな~」と思われていることでしょう。
8/21(日)
朝 60分 家事ルーティン+洗濯
日中 10分 掃除
夕方 60分 夕食の支度
夜 10分 食後の片づけ
計140分
日中の掃除は週に2回ほど、居間や寝室に掃除機をかけるだけです。
あとの汚れは、週1回定例、木曜の掃除の日に溜めておきます。
8/22日(月)
朝 35分 家事ルーティン
日中 80分 洗濯物畳んでしまう 洗濯 夕食の仕込み
夕方 50分 夕食の支度
夜 10分 食後の片づけ
計175分
ところで、「夕食の片づけ10分って無理でしょ?」って思ってはいませんか?
食器洗いは夫がしてくれています。
だから、お皿を下げたり、残ったご飯をラップで包んだりといったことだけなので10分もかからず済んでいます。
「いいご主人ね、どんなご主人なのかしら?」
と興味をもたれた方は、ぜひ今後投稿予定の『「労働=美徳」の呪縛をといて、好きにする!なまけもの共働かず夫婦の時間術』もお読みくださいね。
8/23(火)
朝 35分 家事ルーティン
日中 80分 掃除 夕食の仕込み等
夕方 60分 夕食の支度
夜 10分 食後の片づけ
計185分
8/24(水)
朝 55分 家事ルーティン+洗濯
日中 20分 夕食の仕込み
夕方 35分 夕食の支度
夜 10分 食後の片づけ
計120分
なんで夕食の仕込みを事前にしておくかというと、日によっては出かけることも当然あるのですが、帰ってから支度するのって疲れて嫌になっちゃったりするので。
体力がないゆえの工夫です。
8/25(木)
朝 30分 家事ルーティン
日中 90分 掃除 ゴミ出し
夕方 35分 夕食の支度
計155分
木曜は1週間分の掃除をする掃除の日と決めています。
この日はゴミ出し作業を含め家中を掃除して、へとへとになってました。
ゴミ出しってけっこう大変ですよね。
ですが、我が家のゴミ出しのペースはなんと、2週間に1度きり。
「えっ?2週間に1度!?どうすればゴミ出しそんなに減らせるの?」
そう疑問に思われた方は、近々掃除に関する記事も公開する予定ですので、そちらをお読みくださいね。
と、もったいぶるほどのことではありませんので、答えをいいますね。
コンポストがあるので生ごみが出ない。
そのため、ゴミ出しは頻繁にしなくても平気。
というからくりなんです。
以上が、私〝なまけもの専業主婦〟の1日の勤労時間とその内訳、1週間分でした。
ちなみに、食材や日用品の買い出しは、夫と2人で行きます。 お気づきかもしれませんが、買いものは家事のうちには含んでいません。 私にとっては、夫とのスーパーへの買いものは、言うなれば気晴らしです。 田舎には出かける所なんてあまりないですからね。 週に1~2度、夫とドライブがてら出かけ、たくさんの食材や日用品を物色することは、田舎ではちょっとした目の保養となります。 自然しかないと、正直退屈だと感じることもあります。
なまけもの専業主婦の時間術
皆さんももうお分かりの通り、私はあまり家事をしません。
なぜかって?
私には家事をする体力も、やる気も、それほどはないからです。
さらには、家事量を減らして少しでも自分時間を増やしたい。
ということで、私はできるだけ家事をしないことを心掛けているのですが、そろそろ、そのための時間術(というほど大そうなものではありませんが)をご紹介したいと思います。
「明日やれることは、今日やるな」
「明日やれることは、今日やるな」と聞いて、違和感を覚えるのは私だけではありませんよね?
初めて聞いたときには、「今日できることは、今日やれ」の間違いではないかと耳を疑ってしまいました。
ですがこれ、トルコで古くから伝わることわざなのだというから驚きです。
これも、ひろゆきさんの『なまけものの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』の受け売りです。
「明日やれることは、今日やるな」というその心は、締め切りギリギリにやると効率がいい、ひろゆきさんはそうおっしゃっています。
それは確かにそうだとは思うのですが、私はビビりなので、不測の事態が起こって締め切りに遅れたらとどうしようなどといらぬ不安を抱えやすい性格の持ち主。
なので、この教えは実践できそうにありません。
ですが、そんな私もですね、よく思い返してみると家事においてだけは、明日やれることは今日やっていませんでした。
掃除でも何でも、「もうさすがにやらなきゃまずいでしょ!?」ってギリギリまで放置していることが少なくありません。
ですから、我が家のいたるところには蜘蛛の巣が張っています。
ですが、そんなことをいちいち気にしていては、すぐに働き過ぎになってしまいます。
何と言っても、「家事にはキリがない」のですから!
それに、我が家のような田舎の古い家では、無数の蜘蛛との同居が当たり前です!
「家事をやり出すとキリがない」
この一言には、大多数の主婦の方が激しく同意してくださることでしょう。
もちろん私も、激しく同意している主婦の1人です。
今では「なまけもの専業主婦」の私ですが、以前はもっと家事していた時期もあったんですよ。
ですが、やってもやっても終わらない家事に、日々消耗していました。
掃除はできるだけしない!
「埃じゃ人間は死なない!」
とは、誰の言った言葉なのでしょうね。
どこかで聞いたこの言葉が、ときどき頭でリフレインしています。
主婦を労わる素晴らしいスローガンですね。
家事は自分で「ここまででOK」と決めないと、際限なくやることが溢れ出てくるブラックボックスのようなもの。
私はこのブラックボックスを、決して開けない、そう心に決めています。
溢れ出てきたものをすくい取る程度に家事をこなしていれば、それで十分だと思います。
掃除はその代表格。
汚い所って見つけようとしたら、際限なく出てきます。
だから、どうしても気になるところだけやって、あとは大掃除の機会にでも全振りしてしまえばいいではないですか。
または、私の場合週に1度の掃除の日を設けています。
その掃除の日に1週間分の掃除をするつもりで家中をきれいにします。
とはいえ、だいたいですが。
「明日やれることは、今日するな」
この言葉に忠実に、掃除は後回し、後回しを心掛ける。
小さなことには目をつぶってみましょう。
それでも、酷いことにはなりません。
埃では死なないのだし、毎日のルーティン、毎週のルーティンでさっと掃除しておけば、割と気持ちのいい空間を保つことが可能です。
あとは、イレギュラーな掃除の機会を利用します。
お姑さんや知人、友人が家を訪ねてくるとなれば、いくらなまけものだからといっても一生懸命掃除しますよね。
それで、家の中が見違えるほどきれいになる。
そうしたらあとは、そのきれいをなるべく維持できるように気をつけていけばいいじゃないですか。
このように、ギリギリになると現れる掃除力を信じて、普段はできるだけ掃除しないようにしています。
まとめ
いかがでしたか?
できるだけ働かないためのヒントは得られましたか?
最後にこの記事のポイントをおさらいしましょう。
- 家事は、自分で「ここまででOK」と決めないと、際限なくやることが溢れ出てくるブラックボックスのようなもの。決して開けないと心に決め、溢れ出てきたものをすくい取る程度に家事をこなしていれば、それで十分。
- 小さなことには目をつぶる。
- 埃では死なない。
- 毎日のルーティン、毎週のルーティンでさっと掃除しておけば、割と気持ちのいい空間を保つことが可能。
ところで、あなたはできるだけ働かない〝なまけもの主婦〟になりたいですか?
もしなりたいのであれば、具体的な方法を詳しく解説した『家事したくない人のためのミニマル家事のススメ!なまけもの専業主婦の時間術』を、ぜひ読んでみてください。
今回の記事では、できるだけ働かないためのヒントとなる〝なまけもの専業主婦の時間術〟をお伝えしましたが、もっと具体的な、できるだけ働かないための方法をお話ししています。
こちらの記事を読んで、〝できる〟なまけもの主婦(!?)になりましょう!