自分の時間の作り方ー巣ごもる主婦の決断疲れ対策とモーニングルーティンより

1人で巣ごもる

「自分の時間がもっと欲しい!」「やりたいことやりたいけど、そんな時間なんてないよ…」そんなお悩みを抱えていらっしゃる方は、年代、性別、ライフスタイルに関係なく、非常に多くいらっしゃることと思います。

例えば私は子どものいない専業主婦なのですが、自分の時間が十分にとれなくて欲求不満に陥っていたことが過去にあります。

子どもがいるご家庭の主婦の方からしたら、「何言ってんの!?こっちは忙しくて自分の時間なんかもったことなんてないわっ!」と怒られてしまいそうですし、子どもがいなくても共働きのご家庭の主婦の方からは、「何言ってんの!?こっちは外で働きながら家事もして、自分の時間なんかそうそうもてたもんじゃないわっ!」と怒られてしまいそうです。

(子なし専業主婦はかなりの少数派ですからね、肩身が狭い……。)
広い目で見たら同じ主婦ですから、皆さま仲良くしてくださいね!

それにしても私はなぜ、比較的時間が自由になりやすい子なし専業主婦であるにもかかわらず、このような事態に陥っていたのか。

それは―――優柔不断のせいで自分を疲れさせていたことや優先順位をつけるということができなかったからです。

詳しい話は後ほどゆっくりさせていただきますね。



また、主婦に限らず独身でも、仕事が忙しくてさらに1人暮らししているとしたら、「家のことするだけで休日はつぶれちゃって……」そんな女性も男性も少なくないですよね。

やらなきゃいけない家事に加え、連日の仕事疲れが溜まりに溜まって、休日に自分の好きなことをするだけの気力も体力も時間も残されていないのでしょう。

そんな方はぜひ『なまけもの共働かず夫婦の時間術は、脱「労働=美徳」と、お互い好きにする!』の『無駄に働いてない?「労働=美徳」という呪縛』を読んでいただくと、働き過ぎを軽減するヒントが得られるかもしれません。
もちろん、忙しい主婦の皆さまにもおすすめです。

それはさておき。
そんなとき、自分を生かすための日々の労力をミニマル(できる限り最小限)にできたらどうでしょう?

もっと時間や心に余裕ができますよね!
そうしたら、もっと自分の時間を楽しむことができるようになりますよね!

この記事では、自分時間を最適化するために、自分を生かすための日々の労力をミニマルにする方法とその意義を解説していきます。

どれも私が常日頃から実践していることです。
私の体験談を交えてお話ししていきます。

この記事を読んだあなたは、自分の身の回りをもっとシンプルに、ミニマルにしたくなるかもしれません。

「決断疲れ(意思決定による脳疲労)」を削減して、自分時間を最適化!

毎日の生活の中に、「何着よう」「何食べよう」「何しよう」など選択しなきゃいけないことって溢れていますよね。

実はこの〝選択すること〟〝決断すること〟が、頭を疲れさせる原因になっているのだといいます。
というのも、脳の意思決定をするエネルギーは限られているのだとか。

「気づかぬうちにどうでもいいところで脳のエネルギーを消耗していくなんてイヤ!」そうは思いませんか?

私はイヤです。

だから、いつからか「決断疲れ」を軽減する生活にシフトしていました。


これぞミニマリスト!「決断疲れ」を軽減するために、毎日または頻繁に、同じ服を着る!

スティーブ・ジョブズが「決断疲れ」を軽減するために、毎日同じ服を着ていたという話は有名ですね。

あなたも思ったことはありませんか?
「毎日同じ服を着ると決まっていたら、どんなに楽だろう」と。

ですが、実際にはなかなかできない。
毎日同じ服を着ることって、日本人女性には抵抗があるかもしれませんね。

以前の私もそうでした。
なんか、ズボラだったり貧乏くさく思われないかと心配になったりするものですよね。

でも、心配ご無用です。
オシャレのイメージで名高いフランス人女性だって、同じ服バンバン着るっていいますし、そんなに気にしなくてもいいのではありませんか?

1パターン化までは無理でも、少数精鋭の洋服で着まわす、それでOKだとしてみませんか?
すると、たくさんの服に埋もれて毎日何着ようか迷っていた以前よりずっと、楽になります。

フランス人は10着しか服を持ってないらしいですよ。
これぞ、ミニマリストですね。

―――って、本当に10着なんて信じられないです。
まさか、本当ではありませんよね!?

そんな話はどうしたって信じられない…… そんな私のワードローブ事情はどんなものかと申しますと……

繰り返し行ってきた片づけによって多くの不要な洋服を手放してきたのと同時に、無駄に洋服を買わないように気をつけていたことによって自然と普段着の数は減っています。

とはいえ、クローゼットの中は未だミニマリストのそれとは程遠く、洋服がひしめき合っている……というのも、減ったのは普段着に限定されていたからです。

普段とは違うシーンでの装いなどは、TPOによって何を着たらいいかが大きく左右されるため、普段着のように単純明快にはいきませんよね。

ですから、正直あまり気に入っていないものでも、役立ちそうだという理由だけで所有し続けていたりします。

私はミニマリストには到底なれそうもありません。

もちろん、本当に気に入っているものだけ、少数精鋭を目指したいんですけどね。
何せ服飾品は簡単には手が出ないものが多いですからね、理想のワードローブは一足飛びにとはいきません。
気長に育てていきます。

そうやっているうちに自分も歳をとっていきますから、似合うものも、着たいものも変わっていく、その自分とワードローブの経年変化を楽しんでいます。

自分の体の細胞が生まれ変わりながら歳を重ねていくのと同じように、ワードローブも新陳代謝を繰り返して入れ替わっていくと思うと、おもしろいですね。

服装のパターン化とファッションショーで、もう迷わない!

ということで、私が毎日何を着るかに迷って脳のエネルギーを消耗しないために最も大事にしていることは、洋服を可能な限り減らす努力ではありませんでした。

では、この「決断疲れ」を軽減するために何をしているかというと、日常的に着る服装のパターン化です。

これなら、洋服を処分して減らさなくても、実践できますよ。

具体的には、シーンごとのコーディネートを2~3パターン決めて、暑くなったり、寒くなったりと季節が移りゆくまでは、その中で着回します。

シーンがどのようなものかは人によって違ってきますが、日常(1日の大半)と、日常の中でもちょっとだけ特別な時間と、非日常(特別な日)などに分けることができます。

例えば私の場合、シーン1:巣ごもる日常

家の中で毎日を過ごすことが多い私は、部屋着を着ている時間がほとんどです。
楽なパンツと楽なトップスの組み合わせで、毎日を過ごしています。

部屋着ですから、とにかく楽なことがポイントです。
何を着るか迷う必要は皆無で、着心地も抜群、ストレスフリーな装いです。

こんな楽な格好で終始寛いでいられる―――コレ、巣ごもる人の特権です。


例えば私の場合、シーン2:身近なエリアでの外出

日常的な外出は、スーパーの買い物や義母や母の家などに行くなど、家の延長のような身近な場であることがほとんどです。

楽で清潔気なトップスと、楽で清潔気なボトムスと、普段使いのスニーカーといった組み合わせというパターンで、コーディネートのポイントは動きやすくみすぼらしくないということくらい。

出かけている時間も少なければ、出かける日も毎日じゃないため、同じ洋服をしばらく着続けていることになります。

そうなると、月に何度も顔を合わせている義母なんかには恐らく、「また同じ服着て、まったく……」なんて思われているのでしょう(義母はオシャレできれいなザ・日本人女性です)。

それでも、私にとっては着替えに手間取らないストレスフリーであることの方が重要なので、これでOKだと感じています。

先ほどもお話しした通り、部屋着や普段着用の洋服に関しては、片づけを繰り返しているうちに、気づけばかなり少ない量に収まっていました。

ですから、暑い寒いに応じて、あるものを着るだけで何も考える必要がありません。
やはり、ミニマル化は楽ですね。

ですがそれでも、しばらくはコレを着ようと決めておくと一段と楽になります。

ちなみにこの冬のトップスは、ガバッとしたいかにも楽なチュニックニットとタートルネックのざっくりニットの2パターンと決めています。

12月はオレンジ色のざっくりニットで見た目にも温かく、1月2月は明るいグレーとピンクベージュのチュニックニットで新春の雰囲気を演出。

誰にも気づかれない謎の演出で、しょーもないファッションですが、ささやかながら自分なりに楽しんでいます。

ボトムスは裏起毛の温かいカーゴパンツ1本で固定。
田舎の冬コーデ(私は現在ど田舎村に住んでいます)といったら、温かいことが1番です。
その上このパンツは、楽だし、ヘビロテしてもくたびれた感が出ないのでものすごく重宝しています。
洗濯は出かけない日にすればいいのでこの1本で間に合っちゃって、とにかくこの数年、冬はこればっか履いてます。

そういえば前年の冬も全く同じ2パターンで過ごしてました。

いっつも同じ服でもぜんぜんOK!
つまらないことを気にしなくなると、楽ですよ。

着るもの固定だと、迷わず、手間取らず、あっという間に着替えることができます。
このように、事前にコーディネートを決めておくことで、「決断疲れ」を軽減することができます。

人目が気になったり出かける頻度が多ければ、3パターン程決めておいて日替わりにしてもいいですね。

例えば私の場合、シーン3:お出かけという非日常

最近ではあまりないことですが、遠出して街に出向く際や友人や知人に会うなど、ど田舎での巣ごもる日常からちょっと抜け出して、非日常を楽しむこともあります。

泥だらけの普段使いスニーカーは、もちろんNG。
たまのオシャレを楽しむ機会なので、今一番のお気に入りを着ることがポイントです。

ですが、せっかくオシャレを楽しめる機会だというのに、オシャレが楽しめなくなっちゃうときってありませんか?

出かける前になって何を着るか迷い始めると、焦ってとんでもなく消耗しちゃったりして。
以前の私はよくそんなことに陥っていたんです。

ですから、コーディネートを決めるのは出かける当日ではなく、前日やもっとずっと前に決めておくようにしました。

さらにそれ以前に、まとまった時間と体力があるときに1人ファッションショーをして、シーンごとにコーディネートをいくつか事前に考えておいたりもします。

部屋中が洋服で溢れんばかりになるので片付けるのが大変ですが、それでも非日常の妄想もできるし巣ごもる私にとってはとっても楽しい時間です。

そうしておけば当日に、迷わず、焦らず、落ち着いて出かけることができます。
と、言いたいところですが、私はそれでも未だに迷うことがまだあるんですよね。

どれだけ優柔不断なんでしょうね……。


もし私のように優柔不断で「決断疲れ」を軽減したい、でもミニマリストにはなれそうもない、というのであれば、この、事前にコーディネートを決めておく方法はおすすめですよ(優柔不断でなくても、おすすめですよ)。
そうしてもなお、迷うこともありますが……。

脳のゴールデンタイムに自分時間を優先させる1日2食というライフスタイル

皆さんは1日に何食食べていますか?
やっぱり3食でしょうか?

私は2食です。

ミニマリストの方のなかには、1日1食の方もいらっしゃるとか。
1日に1食しか食べないとお腹ペコペコになって、毎食最高においしく食べれるでしょうね。
「空腹は最高のスパイス」っていいますもんね。

ですが私は、体質的に空腹が大の苦手。
「1食だったら自分の時間がもっとできるし、楽だしいいな~」とは思いますが、私には絶対無理。

それに、女性の場合食べない時間は14時間くらいに抑えておいた方が、体のためにはいいらしいです(男性は16時間だっていいますよね)。
空腹が続き過ぎるのは、体にとって負担となることもあるようです。

だからといって、3食だと私にとっては確実に食べ過ぎになってしまいます。
もう何年も1日2食が続いていますが、まれに3食の日ができてしまい、そのような日が2~3日続いたりすると胃が重たくなってしまいます。

食べものが常に送られてくると、私の胃は疲れちゃうんでしょうね。
それに、そんなに動かないから、そんなに食べる必要もないんですよね。
私、なまけもの専業主婦なので。

どのくらいなまけものかは『専業主婦になりたい人の割合って?できるだけ働きたくないなまけもの専業主婦の時間術』をお読みいただければ、お分かりいただけます。

とにもかくにも、私にとっては1日2食が最適です。


朝食を抜くと自分時間が最適化できる

脳科学者の茂木健一郎さんは、朝起きてからの3時間が脳が最も効率よく働く脳のゴールデンタイムだとおっしゃっています。
皆さんはどう思われますか?

私はまあまあ朝型の人間です。
なので、脳のゴールデンタイムは朝だという説、これは非常にしっくりきます。
夜型の人や昼型の人にとっても、起きてから3時間というのがゴールデンタイムなのかどうかはわかりませんが。

そんな貴重な時間をどうでもいいことに費やしてしまうのはもったいないとは思いませんか?

朝ごはんを食べなければ、その浮いた分の時間を自分の時間に回すことができます。
そうすれば、自分時間が脳ミソ的に、より充実したものになります。

脳のゴールデンタイムを少しでも多く、自分時間に回したいとは思いませんか?
有意義な自分時間を過ごしたければ、朝に自分時間を設けたいところ。
自分時間の優先順位を高めましょう。

朝食を食べなければ、朝の時間はよりスッキリと軽やかに回り、自分時間により多くの脳のゴールデンタイムを取り入れることが可能になります。

このように、自分時間を優先させ、最適化することができるのです。


モーニングルーティンは自分を整える儀式

「そういうことであれば、モーニングルーティンに組み込んでる掃除も、午後に回した方がいいんじゃないの?」

『家事したくない人のためのミニマル家事のススメ!なまけもの専業主婦の時間術』を読まれた方のなかには、そのように思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

以前は私自身もそう思っていたことがあります。

私のモーニングルーティンには、掃除が含まれています。
これって、ゴールデンタイムにやるのもったいなくはありませんか?

「せっかくのゴールデンタイムに家事なんかしてないで、早く自分の時間に移りたい!」そう思って、そうしてみたこともありました。
ですが、すぐに今のモーニングルーティンに戻すことになります。

試しにモーニングルーティンを削ってみて分かりました。
私にとってモーニングルーティンとは、1日を気分よくスタートさせるため、自分を整えるための儀式のようなものだったのです。

モーニングルーティンの内容を削ってみると、何だか心も体もいまいち調子がのらない。

「掃除なんてあとでいいじゃん!」と思ったのですが、ここでやる掃除に限っては、そうではありませんでした。

私にとってはこのモーニングルーティンの内容が、現時点ですでに、心身を整えるために必要なミニマル(できる限り最小)だったのだと知りました。

このモーニングルーティンのおかげで、自分時間もより良質なものとなるのです。

とは言うものの、私のモーニングルーティンってけっこう時間がかかるんです。

起きてから自分時間に移るまでは日によりますが、2時間近くかかるんですから、ずいぶんとゆったり過ごしていますよね(脳のゴールデンタイム1時間しか残ってないじゃん……)。

だから、往生際悪く「何か削れないかな?」なんて考えちゃうこともあるんですが、これがミニマルなんだからしょうがないですね。

「急がば回れ」です。

私は効率主義ではあるのですが、生産性より質を重んじるタイプです。

気持ちのいい1日をスタートさせるための、自分を整えるミニマル(最小限)な家事やエクササイズが含まれる、自分に最適なモーニングルーティンをもとう!

まとめ

いかがでしたか?
自分の身の回りをもっとシンプルに、ミニマルにしたくなりましたか?
自分の脳や胃、心や体を、疲れさせていることを減らしたくなりましたか?
その結果、あなたも自分時間を豊かにすることができそうですか?

最後にこの記事のポイントをおさらいしましょう。

  • 脳の意思決定をするエネルギーは限られているため「決断疲れ」が起こる
  • 「決断疲れ」を軽減する生活にシフトする
  • 何を着るかといった意思決定のために脳のエネルギーを消耗しないために、日常的に着る服装をパターン化する
  • 朝起きてからの3時間が脳が最も効率よく働く脳のゴールデンタイムだという説がしっくりとくるなら、自分時間を朝に設ける工夫を
  • 朝食を食べなければ、朝の時間はよりスッキリと軽やかに回り、自分時間により多くの脳のゴールデンタイムを取り入れることが可能になる
  • 自分を整えてくれるミニマルなモーニングルーティンで、気持ちのいい1日のスタートを切り、自分時間をより良質なものに

さああなたも、もっと生活をシンプル化し、ミニマル化し、自分時間をより良いものにしましょう!
そして、もっと自分時間を楽しんじゃいましょう!

私のモーニングルーティンについてさらに詳しく書かれている『モーニングルーティンって何で人気?40代引きこもり主婦の朝からハッピーな巣ごもる暮らし』も、よかったら読んでみてくださいね。

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