
クリスマスももう間近ですが、皆さまどうお過ごしですか?
今年のクリスマスはどう過ごされる予定ですか?

私はいつも通りの日常を過ごしているにも関わらず、何となく気忙しい年末の雰囲気を噛みしめながら、ぼんやりとクリスマスや年越し、正月のイメトレに励む毎日を送っています。
ところで、皆さんはクリスマス、お祝いしていますか?
Spicomi調査による2021年のクリスマスの過ごし方のアンケート調査によると、8割以上の方がクリスマスをお祝いするようですよ。
質問:「クリスマスは」お祝いしますか?
回答:お祝いする 82.8%
お祝いしない 17.2%
調査対象:20~60歳の社会人男女
出典:クリスマスの過ごし方アンケート調査2021年!傾向は? | Spicomi Webマーケティング・コンサルティング会社 | UOCC
みんなクリスマスするのですね。
ところで、クリスマスがあまり好きじゃない方っていらっしゃいますか?
子どもがいるからしょうがなくやってるとか、恋人がいるからなんとなくやってるとか、家族がやりたがるから付き合ってるだけとか、クリスマスをお祝いすることに対して消極的な方も少なからずいらっしゃると思います。

かく言う私も、正直クリスマスって嫌いではありませんがとくに好きでもなく、「キリスト教じゃないし……」とか、冷めた考えを頭の片隅にもっていたりします。
ですが、そうは言っても毎年この時期になれば、クリスマスの雰囲気にやっぱり心は躍らされ―――「クリスマスなんて関係ないな……」なんて思っていたはずが、出かけた先やテレビCMでクリスマスソングを耳にし続けるなどしているからでしょう。
しっかり洗脳されているようで、自らもクリスマスソングを口ずさむほどに、「クリスマスが今年もやってくる」と脳にはしっかりとすり込まれています。
そうこうしながら迎えるクリスマス直前、「何もしないのもちょっと寂しいな……」なんて思い直し、あり合わせで何となくクリスマスっぽい食卓を整え、夫と12月24日っぽい、ちょっと特別な晩酌を「メリークリスマス!!!」と乾杯しては楽しむわけです。
「結局やるんだったらつまんないこと言わずに、素直に楽しめればいいのに。」
私自身そうも思うのですが、どうもつまらないことがひっかっかってしまうひねくれもので……。

何で日本人なのにクリスマスをお祝いするの???
恐らく、この冷めた感情をきれいさっぱり払拭することなどできないことは重々承知ではありますが、このモヤモヤの解消を試みてみるのもいいでしょう。
どうせ毎年クリスマスをやるんだから、クリスマスについて調べてみるのも悪くない―――と思って調べてみたら、今まで知らなかったクリスマスの新たな一面に出会えたので、皆さんにもそれをシェアしますね。
今回の記事は、クリスマスに何かモヤモヤしたものをお持ちの方、クリスマスが負担に感じる方におすすめの内容となっています。
クリスマスにモヤモヤするなら―――クリスマスの由来を知る、思考停止する

クリスマスについて調べてみると、知らないことだらけだったということを改めて知ることになりました。
まずビックリしたのが、クリスマスってキリストの誕生日ではなかったということ。
皆さんはご存じでしたか?
私はキリストの誕生日をお祝いしているのだとばかり思ってたのですが、キリストの誕生日はいつなのか定かではないらしいのです。
ですから、誕生日ではない。
ですが、キリストが生まれてきたことをお祝いすることには変わりはありません。
ただ、誕生日ではなく、降誕祭だということです。
さらに、クリスマスの由来にも驚かされました。
クリスマスの由来は、「光の祭り」というミトラス教の行事にあります。
これは、1年で最も昼間が短い冬至を境に、太陽の力が強まっていくことを祝うお祭りです。
太陽の復活はキリストの復活であるとして、それまで「光の祭り」が行われてきた12月25日をクリスマスとしたのだそう。
また、ヨーロッパ北部のゲルマン民族によって行われていた「ユール」という冬至祭も、クリスマスと融合された土着文化の1つです。
暗く寒い時期は悪霊の力が強まると考えられ、冬至を境に太陽の力が強まることを祝うお祭りです。
このようないくつかの土着信仰である冬至祭を、クリスマスに融合させていったのだといいます。
それまでにあったいくつかの冬至祭が、クリスマスに取って代わられていたのですね。

そんなこと全く知りませんでした。
四の五の言わずクリスマスを楽しむために

クリスマスの由来が冬至に行う太陽のお祭りにあったと知ると、我々日本人にとってもクリスマスが少し身近な存在になった気がします。
日本でも、冬至にはカボチャを食べるとかゆず湯に入るとかの風習がありますもんね。
どこの国でも昔から冬至は重要な日であったわけです。
とはいえ、12月24日の夜にご馳走を食べるのは、冬至祭のためではなく、クリスマスのためであることには違いありません。
クリスマスの由来を知ったところで、私の冷めた考えを一掃することはできません。
だとしたらもういっそのこと、思考停止でいくしかありません。

私は決めました。
クリスマスとは、大切な人とご馳走を食べて飲む日でしかないと思おうと。
もうこれ以上、つまらないことを考えたりはしません。
クリスマスについては思考停止を決め込みます。
これで、毎年クリスマス前にやってくるモヤモヤとは、おさらばできそうです。

これからは四の五の言わず、クリスマスの煌びやかな雰囲気を楽しみながら、夫と2人仲良く、何か美味しいものを食べ、お酒をいただくこととします。
クリスマスのモヤモヤを解消するために言いたいことを言ってみる

クリスマスのモヤモヤとおさらばできそうと言った矢先の話であれですが……、また別のクリスマスに対するモヤモヤが頭をかすめてしまいました。
〝四の五の言わず楽しむ〟はどこへ行ってしまったのでしょう……この章の最後には、取り戻してみせましょう。

そのためにはまず、私のクリスマスに対するモヤモヤを洗いざらい話させていただきます。
クリスマス消費に引いてます
クリスマスの何がモヤモヤするのかというと―――〝踊らされてる感〟かもしれません。
純粋に楽しみたくて楽しんでいるだけじゃなく、どこか、踊らされている感じがする、つまり仕組まれている感じがする、それにまんまと乗っている、それが悔しいのです。
何に踊らされているのかというと、それはクリスマスを祝うことを当たり前とする世間の風潮であり、クリスマス消費を促したい企業や個人の思惑なのでしょう。
これってクリスマスに限ったことではなく、バレンタインデーにも、ホワイトデーにも共通した思いが湧きます。
私はバレンタインデーに義理チョコを配る日本の風習が好きになれません。
あんなに大量のチョコレートを買い込んで、配って、貰って……なんかちょっと異様だなと思ってしまうのです。
だからといって、チョコレートをバレンタイン時期にあげたことがないわけではもちろんありません。
ずっと昔のことは割愛しますがここ数年の話でも、人から頂きものをしたお返しに何かを贈りたいなと思ったのがたまたまバレンタイン時期に重なりチョコレートを渡したこともあれば、毎年決まって義母からチョコレートを貰ってもいます。
そうすると、ホワイトデーにはお返しが必要になるわけです。
これがくせ者なのですよね―――貰っただけでは済まない。
1つくらいなら楽しんでお返しできますが、いくつも貰っちゃったりしたら、出費を考えると悲惨です。
そういう負担をお互いにかけあうプレゼント交換的なものって、正直迷惑なイベントだなと思ってしまうケチな私は、バレンタイン、ホワイトデー、さらに言ってしまうとお中元やお歳暮、(ちょっと違うけどついでに年賀状も)私はこの手のイベントがどうも好きになれない。
人付き合いが少なくその必要もないため、私とは無関係な話なのですが。
同じく、日本のクリスマスにも異様さを感じるのが、高級レストランでのディナーや、プレゼント交換、奮発してご馳走を用意したりといった消費消費消費の嵐、この部分。
不景気育ちの私なんかからすると、どこか冷めた目で見てしまうところがあるのです。
そうはいっても若い頃は、そんな冷めた気持ちより、周りに引けを感じたくない気持ちの方が強かったでしょうし、単純にお祭り騒ぎや特別感に酔いしれていたいお年頃だったのでしょう。
何も疑問に思うこともなかったのですが、年齢を重ねるにつれて、このイベントって何でやってるのかな?やり続けなきゃいけないのかな?という思いが頭をかすめるようになりました。
クリスマスのプレッシャーから解放されて―――夫婦のおうちディナー
クリスマス前はどこも混雑していて、クリスマスの準備をしようと外に出るだけで、疲れちゃうなんてことありませんか?

私はあります。
クリスマスの準備って、何かと疲れます。
プレゼントって相手が本当に喜んでくれるものを見つけられるとも限らないので、探す時間や労力、出費のこと考えると、なんか気が重くなっちゃうんですよね。
だったら、プレゼントを交換するよりお互い自分の欲しいもの自分で買って、「こんな自分へのプレゼント買っちゃった!」なんて見せ合う方が楽しくないですか?
なんて提案したものの、私はとくにクリスマスに何か欲しいとも思っていませんし、プレゼントを交換する習慣が私たち夫婦にはそもそもありません。
プレゼントしないとしても、例えばレストランを探して予約するのも、普段のようにはいきませんし。
おうちディナーにするにしても、クリスマス時期はスーパーに並ぶ食材もみんな値上げしていて、高くつくし。
それでもクリスマスのご馳走を期待されているんだとすれば、がっかりされたくないからプレッシャーかかるし。
などと、くどくどとクリスマスの悪口を言ってしまいましたが、私がクリスマスをやるとすると、夫と2人でのおうちディナーとなるわけですが(レストランなんか近くにはないし、必然的に2人でおうちディナーなわけです)、主婦であるが故、女性であるが故にともすると、私が1人でご馳走を用意することになり、そのプレッシャーは私1人にかかってくるのですよ……という不満を抱えていたのは数年前までの話で、ここ最近は夫がキッチンに立つことが格段に増え、私は晴れて、我が家のぼっちシェフではなくなりました。

ですから、クリスマスに何を食べるかは2人で決めればいいし、準備するのも2人ですればいい。
クリスマスのおうちディナーに私はなんのプレッシャーを感じる必要ありません。
ですから悪口もほどほどにして、2人で気負いなく、2人だけのクリスマスを楽しんだらいいのです。
クリスマスを楽しまなきゃ不幸せですか?
もう1つだけ言わせてください。
クリスマスって1人で過ごしちゃいけないとか、予定がないと寂しい人間だと思われるとか、そんなつまらないこと密かに気にしてる人いますよね。
私自身、若かりし頃はまさにそうでした。
時代の雰囲気もあったのでしょう。
クリスマスの過ごし方は、ロマンチックな恋人たちのクリスマス、または友人たちと賑やかなクリスマスの2択で、ぼっちクリスマスなんてありえませんでした。
ですが、最近の若者にはクリスマスでリア充を量るような風潮も薄くなってきているように感じます。
クリスマスのプレゼント交換なんてコスパが悪くて、今の若者の堅実な消費傾向には合っていないでしょうし。
若者ではありませんが、私のように冷めた消費者にとってもそうですね。
景気のいいクリスマスの余韻が未だ冷めやらぬ人々がいる一方で、クリスマスに冷めた人も徐々にですが増えていっているのではないのかな。
とにもかくにも、クリスマスを楽しめないのは不幸せでもなんでもないですよね。
リア充とかそんなこと忘れてしまったほうがよっぽど幸せです。

スーパーに流れるクリスマスソングに誘われて、ちょっと豪華な夕食を準備するにしてもしないにしても、誰かと過ごすとしても1人だとしても、私たちの幸せ不幸せとは何の関わりもないということを、そんなこと言われなくても分かっていると言われそうですが、それでもなお、何となく言いたかったのです。
言って気が済みました。
あとがき
色々文句も悪口も言ってきましたが、今年ももちろんクリスマスには、夫とおうちディナーを楽しむつもりです。
とはいえ、いつもとそんなに変わらない夕食になりそうです。
献立はまだ決まっていません。
いつも通りでも構わないという意見で一致しているので。
でも、ちょっとだけいつもと違うものも用意しています。
それは―――パフェ!
クリスマスのケーキって、お店は混雑するし、割高だし、コスパ悪いので遠慮しておきます。
それより、アイスクリームとホイップクリーム食べ放題のパフェを食べようと夫婦で盛り上がっています。
生クリームは自分たちで泡立てて盛り放題です。
ホイップクリーム好きの私にとっては最高のクリスマスプレゼントとなるでしょう。
先日タイミングよくブランデーケーキも頂いたのでクリスマスのパフェのトッピングにとっておこうと、すぐにでも食べたいところを我慢していて、食べるのが待ち遠しいです。

ささやかではありますが、とっても楽しみです!

こんな控え目なクリスマスもあっていいですよね。
では、クリスマスを楽しむ方も、スルーする方も、引き続きよい年末をお過ごしください。
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