この『巣ごもるブログ』は、読んでくださる皆さまの日常に、より多くの歓びをもたらすことを目的として立ち上げたブログです。
巣ごもる暮らしや夫婦2人暮らしといったライフスタイルを同じくする皆さま、日常の暮らしをより楽しみたいと思われている皆さまに向けて発信しています。
そんな私のこれまでの〝夫との巣ごもる暮らし〟と〝ブログ始め〟にまつわるちょっとしたストーリーを、ここでは自己紹介替わりに語らせていただきますので、よかったらご一読くださいませ。
私と夫は「共働かない夫婦」です。
私だけでなく夫も働いていないという、世にも珍しい(?)夫婦なのです。
私と夫は働きたくない一心で、これまで働かない生き方を強行して生きてきました。
そんな私たち夫婦が東京から〝ど田舎村〟に移住し数年もすると、巣ごもる暮らしへと完全移行、家に年中こもる生活が普通となりました。
この巣ごもる暮らしとはどのようなものかといいますと―――私たち夫婦が求めてやまなかった、自然に囲まれた広々清々した家に暮らす、静かで平穏で、気楽な生活です。
それは、私たち夫婦が思い描いた理想〝そのもの〟―――とは、残念ながら言えなかったのですよ。
ときに物足りなさや、寂しさ、不安、どうしようもないような不満を抱くこともあって……。
そのように弱気になったり塞ぎ込んだりしているときの私はまた、このような思いにぶち当たります―――「私には何もない」。
「何もない」とは語弊がありますね。
私には愛する夫もいれば、愛すべき〝巣ごもる暮らし〟もありますし、あるものを探せばここで上げきれないほどあるのですから。
それでも「私には何もない」そう痛烈な思いを生じさせていたのは、一体何が何もない故の思いだったのか。
それは、言うなれば生き甲斐だったのかもしれません。
私は生き甲斐を見失っていたのです。
やりがいをもって物事に打ち込むことも、人にそのようなものをシェアする機会も失って、積極的に前を向いて歩くだけのモチベーションが湧かなくなっていたのです。(リタイアあるあるな話ですね。)
以前の私はいつも自己実現に燃え、やりたいことをやる生き方こそ私の人生だと思っていました。
それがどうしたことやら、私の心の炎は風前の灯火となり、本当にやりたいことが何なのかなんて分からなくなってしまっていたのです。
私は本来の私をどこかへ置き去りにしてきてしまったのかもしれません。
私は僅かに残された力を振り絞って自分を奮い立たせました。
自分を取り戻そう!
自分を生きよう!
やりたいことをやろう!
で、私がやりたいことって何???
何なの――!?
長いことここで躓いてきたのですが、やっと1つの答えを出すことができました。
私のやりたいこと、それは―――私が夢中になってやっていること―――書くことでした。
私は巣ごもる暮らしを始めてからも、それ以前からも、何かにつけてブログに手を出しては、何やらひとりごとのような自分本位な文章を書き続けてきました。
書くこと自体が好きでパソコンに向かうと何時間でも夢中になって、自分の言葉を紡ぐ作業に没入していました。
ですが、1つのブログが長続きすることはありませんでした。
どうも私の心の中には何やらブロックがあるようで、ブログなどによって自分が書いた文章を人目に晒すことは、劣等感や羞恥心、不安感といったものが刺激されるのです。
だから1つのブログを続けることができないのですが、やめてしばらくするとまた、新しいブログを始めている懲りない私に、私自身呆れています。
ですが、そのくらい書くことが好きだともいえるでしょう。
だとしたら、いくら失敗しようと「好きこそものの上手なれ」で、いずれ上手になる、いずれ続けることが出来るようになる、そう信じて書き続けていけばいいわけです。
また、私にはこれまで、とくに好きなこと、やりたいことだと意識したこともなかったのですが、気づくといつでもやってる思考活動や行動に注目してみました。
その思考活動や行動とは一言でいうと、「より幸せになるための暮らしの最適化」です。
私は私たち夫婦がより幸せであるために、いつでも暮らしをよりよくすることばかりを考えてきたことに気づき、このことをブログに書いてみようと決めたのでした。
それがこの『巣ごもるブログ』です。
ということで、この『巣ごもるブログ』はこのように誕生したのですが―――そもそも私はなぜ、このような〝巣ごもる暮らし〟というライフスタイルに移行するに至ったのでしょう。
それはもうすでにお話しした通り、共働かない夫婦が田舎移住を果たし気楽な暮らしを手に入れたことによる、それはもう自然な成り行きというもので……ということでもあるのですが、もう少し深掘りしてみますとこんな要因が見えてきます。
ただの移住から数年、巣ごもる移住に変化を遂げることとなった当時の私は―――心が弱くなっていたのです。
元気がなく、人や物事に対峙する力が不足していたように思います。
ですから、自分を労わるために巣ごもったのでしょう。
少し前までの私の巣ごもる暮らしは、心が弱くなっていた私を守るためのライフスタイルでもあったのです。
では、外界との接触を減らして自分を労わった結果、私は回復したかというと―――答えはYesであり、Noです。
巣ごもる暮らしは自分を守る砦となって弱った心を休ませることはできましたが、元気づけるまでには至りませんでした。
元気になるには、自分の足で立ち上がろうという心持ちが必要だったのです。
体だって、怪我をしたらしばらくは安静にしていなければいけませんが、再び以前のように動かせるようになるには、動き始めなければいけませんよね。
気持ちも、そう。
今現在———私はおかげさまで元気です!
巣ごもる暮らしで存分に休めたからこそ、私は私自身を奮い立たせることができ、前を向いて歩き始めることができました。
今では以前にもまして、夫と巣ごもるハッピーライフを謳歌しています。
このブログを読む巣ごもっていらっしゃる皆さま方のなかにも、もしかしたら心が弱くなっていたり、繊細過ぎて疲れちゃったり、といった方がいらっしゃるかもしれません。
ですから、巣ごもる暮らしが皆さまにとっても、元気と歓びをもたらす暮らしであるように、『巣ごもるブログ』は、巣ごもる人の暮らしと心に寄り添う、巣ごもる人が優しく元気づけられるブログでありたいと思っています。
そんな『巣ごもるブログ』を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
これからも、『巣ごもるブログ』が皆さまにとってのよりハッピーな暮らしのヒントなり、何らかのお役に立てることを願いながら、暮らしにまつわる情報や読みものを発信していきます。
さらに、私の気持ちをもうちょっと深掘りしている『引きこもり40代主婦が「ハレとケ」で「ケガレ」なしハッピーライフを実現するまで』もよかったら読んでみてくださいね。
巣ごもる皆さまにぜひ読んでいただきたい内容です。