

こんにちは。
旅巣る夫婦の妻、ヒクラシです。
えっ、旅〝巣″るって何?と思われたでしょうが、今回はあえてスルーさせていただき、この解説はまたの機会までとっておくこととします。
しょっぱなから、脱線してしまい申し訳ありませんでした。では、本題に戻るとしましょう。
ついに、念願だった―――旅に出ます!
とはいえ、まだ先、来年の春です。
夫婦二人で行く今回の車中泊の旅は、一か月以上に渡る、なかなかな長期で予定しています。
体力的に、正直ちょっと不安です。
現在私は40代、夫は50代です。
車中泊経験者ではありますが、最近では車中泊も長旅もぜんぜんしていません。
私たち夫婦にとっての車中泊全盛期は、7年~11年前まで遡ります。
当時私はまだ30代でしたし、夫ももっと体力がありました。
頻繁に出かけていたから、二人とも旅慣れていましたし。

あんな時もあったな―――。
なんて、ちょっとばかり郷愁に浸りながら、まずは序文を。
〝巣ごもる夫婦”ならぬ、私たち〝旅巣る夫婦”の自己紹介代わりとなるストーリーを、少しばかり。
私たち夫婦が初めて車中泊旅に出たのは、2014年。
それ以前、結婚前の私たちカップルは、テント泊の旅にも何度か挑戦しましたが、これは体力を酷使する、なかなかハードモードな旅でした。
今じゃ絶対に出来ないし、正直やりたくもない……。
でも、いい思い出です。
やってよかった。
刺激的で面白く、楽しい思い出がいっぱいあります。
とはいえ、当時はもっぱら、インドでのバックパッカーな旅、安宿での滞在で暮らすように旅する旅を楽しんでいました。

こちらもまた、とてつもなく刺激的で面白く、楽しい思い出がいっぱいです。
インドは私たちにとって特別な地です。
ですから、ハネムーンは、自動的にインド。
結婚式もしなかった私たちですから、新婚旅行もとくにしなかったというだけのことですが。
そんな時代を経て、中古でスバルの軽バン「サンバーディアス」を購入するに至ります。
そして、それから数年間、初代と二代目の軽バン、ダイハツ「ハイゼットカーゴ」と共に、私たち夫婦は、車中泊の旅を大いに楽しみました。
(軽バンとは、軽自動車で、主に荷物を運ぶことを目的としたボックス型の軽貨物自動車のことです。)
こんな私たち夫婦でしたが、いつの間にやら、車中泊の旅に出ることはなくなっていました。
最後に車中泊旅をしてから6年以上が経っています。
旅する暮らしが自分たちのライフスタイルだと思っていたあの頃の私たちは、いったいどこへ行ってしまったのでしょう。
決定的な出来事が起きたのは、確か5年程前でした。
実はこの6年の間に一度だけ、久しぶりに車中泊で出かけてみようと、一泊だけのプチ旅を決行していました。
私は、以前のような旅する自分たちを取り戻したかったのかもしれません。
ですが、結果はそれどころではない状態に。
最悪な車中泊となってしまったのです。
夫婦喧嘩勃発。
怒りに任せて夫に言い放った私の一言がこれでした。
「〇〇(夫)とは、もう車中泊しないから!」
この時ばかりは、本気で、そう思っていました。
ですが、怒りが過ぎ去ったあとではどうでしょう?
そこまで本気ではなかったと思うのですが、言葉の力はしばらくの間留まっていたのでしょうか。
言葉って祝いにも呪いにもなると言います。
いえ、けっこう本気だったのかもしれません。
どちらにせよ、あの一言がずっと頭の隅っこに残っていて、「あんなこと言っちゃったから、本当にそうなっちゃったのかな……」と、あの時の情景をふと思い出すことも度々ありました。
ですが、後悔しているわけでもありませんでした。
というのも、ここ数年の間、体力の衰えを深刻に感じていた私は、「あれで終わりだったんだ」と、半ば諦めてもいたからです。
ですが、撤回します!
また、夫と車中泊旅に出ます!

もちろん、今度は仲良く。
そんなこんなで、6年間のブランクを経ての車中泊旅となります。
とはいえ、5年程の車中泊経験を有しております。
上級者とは言えませんが、初心者でもありません。
これまでの経験を駆使して、今現在の私たち夫婦に合った車中泊旅のスタイルを模索していこうと思います。
ということで、これからの私たち夫婦にとっての車中泊や旅そのものの最適なスタイルを探りながら、これからの自分たちの旅の心得的なものも打ち立ててみたいと思います。
この記事を読むと、40代50代のとある夫婦の車中泊や、旅の最適なスタイルを一緒に探ることができ、また、車中泊をしてみたくて興味をお持ちの皆様や、すでに車中泊を楽しんでいらっしゃる皆様、はたまた、旅好きな皆様等々の、何らかのお役に立つかもしれませんし、何の役にも立たないかもしれません。

ですが、読み進めていただけましたら、とてもとてもうれしいです。
快適に楽に旅したいから、車中泊よりホテルやゲストハウスに宿泊!?

少し前の私が出した一つの結論が、これです―――ホテルかゲストハウスに泊まろう!
だって、車中泊ってやっぱりしんどい、、、。
この辺は、車の種類によっても意見が分かれるところかと思います。
ちなみに私たち夫婦の旅する愛車は、先ほども申し上げましたが、ダイハツの軽バン「ハイゼットカーゴ」です。
(軽バンでの車中泊旅の魅力やデメリットについては、別の記事でお話しできたらなと思います。)
夫婦二人での、軽バンによるミニマムスペースでの車中泊は、けっこうキツキツです。
ゆとりは一切ないと言えます。
二人とも細身なので何とかなってはいますが、小回りの利く軽やかな体が必須です。
また、相手に重圧を与えない軽やかな心はもっと必須です。
軽やかな心、、、つまり、ご機嫌でいるってことです。
仲良くいられないと、美味しく食べることも、リラックスして休むことも、満足にはなせません。
夫婦不仲がもっとも健康を害すことの一つではないかと、私は常日頃感じているのですが、日常生活よりもその影響が強く出るのが、小さな車という空間で一日の大半を過ごすことになりがちな車中泊旅です。
怒っている人の体内では、強い毒素が発生するといいます。
毒素でいっぱいになった車内を想像するだけで、窒息しそうです。
夫婦での車中泊旅を健やかになすために最も必要なことは、むろん、夫婦が仲良くいることです。
ですので、車中泊ができる夫婦は総じて、夫婦仲がかなり良い夫婦なのでしょう。

私たち夫婦も、もれなくそんな夫婦に入ります。たぶん、、、。
小回りの利く体と夫婦仲においてはパスできそうですが、まだ難関が残っています―――そう、体力です。
私にとってここがもっとも難しい関門なのです。
というのも、私は三十代の後半に体調を崩してから、かなり体力が落ちてしまいました。
車中泊ではホテルのように快適にはいきませんから、些細なこと、あらゆることに、体力を消耗しがちです。
車中で眠るのと、ホテルのベッドで眠るのとでは、その寝心地の良さは比較になりません。
眠りの質は圧倒的に落ちます。
疲れを蓄積しながらの旅は正直しんどいと言わざるを得ません。
ですから―――ホテルかゲストハウスに泊まろう!という結論に達したのですが、、、。
快適に、楽に、旅したいなら、車中泊はやめて、ホテルやゲストハウスに宿泊すべし!
やっぱり車中泊したい!そう思い直すに至らせた車中泊最大の魅力とは?

こういった理由から、これからの私たちの旅スタイルにはここ数年、ホテルかゲストハウス宿泊に軍配が上がっていたのですが、ここに来て、車中泊への意欲が爆上がりする旅の計画が浮上。
浮上したのは私の頭の中でしたので、いくらでも計画は好き勝手描きなおせたはずなのですが、「これはもう車中泊しかないな」と腹をくくるべき、魅力的な旅を思い描いてしまって。
それが、来春の旅。
長旅になりますので、車中泊以外には考えらません。
だって、お高いでしょ???
一月以上の旅です。
ホテルやゲストハウスにずっと宿泊するとしたらいったいいくらになるのでしょう!?
恐ろしくて計算する気にすらなりません。
今の私たち夫婦の経済力では、分不相応な旅費となるのは目に見えています。
そこで私は思い出したのです。
私たち夫婦には、車中泊があるじゃないか!と。
というわけで、「やっぱり車中泊したい!」そう思い直すに至らせた車中泊最大の魅力とは、経済的だということです。
これはもちろん、私の主観であって、他の車中泊ラバーの皆様のお考えとは違うかと思います。
他にも車中泊の魅力はたくさんありますから。
例えば、行く先々でホテルを探したり、予約したり、チェックインの時間を気にしたりといった、ホテルに宿泊する際の面倒事を一掃できます。

行き当たりばったりな旅が可能です。
また、旅先でも自分のテリトリーに巣ごもれるのは、大きな魅力の一つです。
ホテルなどに宿泊するより、居心地よく感じる人は多いでしょう。
それから、秘密基地にいるみたいでワクワクします。
車中泊は、子供の頃やってた秘密基地ごっこ、そのままです。
車中泊すること自体が楽しいのです。
ごはんを食べたり、寛いだり、眠ったり、そんな極普通のことが、車の中でやるというだけで、楽しいイベントに様変わりします。
そんな車中泊で行く旅とは、なんという楽しい旅でしょう。

そう、私は、車中泊が大好き!
完全に思い出しました。
車中泊は今の私にとっても、最高にワクワクすることの一つなんだと。
車中泊最大の魅力は、経済的なことだけじゃない。ワクワクが止まらない!
長期の車中泊旅に向けて、40代50代の私たち夫婦がすべき最も大切な準備とは?

車中泊に対する情熱がせっかく再熱したところで、水を差したくはないのですが、再び冷静になって、今現在の私たち夫婦がこの計画を実行に移せるかどうか、吟味してみました。
結果、不安過ぎました。
気持ちだけでは達成できないこと、それが、長旅であり、車中泊旅です。
体力が伴なっていない長期の車中泊旅など無茶です。
旅先で体調を崩しかねません。
だからといって、諦めたくない。
私はこの旅がしたいのです。
だったらどうする???―――体力をつける!

そう、私は一念発起し、体作りを始めたのでした。
もちろん、夫も一緒に。
体力的に不安なのは、何も私だけではありません。
私同様に、この数年巣ごもってきた夫も、なかなかに衰えております。
夫婦二人共に、この旅に耐えられるだけの体力をもっていなければ、共倒れになってしまいかねない。
夫婦の車中泊旅とは、二人三脚なのです。
助け合いと調和、夫婦愛が試されるだけでなく、夫婦がそれぞれ、体力的に自立していなければなりません。
自分の体を支えるられるのはやはり、自分だけです。
夫一人に頑張ってもらうわけにもいかないし、私一人が頑張ればいいという話でもない。
ということで、私たちは夫婦揃って、体作りを始めました。
そこで購入したのが、この懸垂マシーン!
意外にも、夫に火が付き、体作りにやる気を見せています。
こんな器具まで購入するとは、意外でした。
夫はコツコツとトレーニングを続けています。

早くも細マッチョになりつつあり、惚れなおしそうです。
これは、計算外のメリットでした。
夫婦仲をより良くするためにも一役買ってくれています。
それにしても、運動から得られるものは、あまりにも大きく、素晴らしいものなのだろうと、運動習慣の大切さが何となく分かってきました。
とは言うものの、私の方は、スモールステップな序盤の域から脱せていません。
まだ先は長いので、無理せず、習慣化させることを優先させ、地道にやっていこうと思います。
だって無理は禁物です。
体壊したり、嫌になって離脱しちゃったら、元も子もありませんから。
長期旅、車中泊旅には、体力が必須!丈夫な体を作るべし!
大人はゆるく余裕をもって頑張らないー頑なに貫くのはもうやめよう。

そう、無理は禁物なのです。
体作りもそうですが、旅のスタイルにも無理は禁物。
いくら体作りに勤しんでも、体力おばけになれるほどのポテンシャルなど、私にはそもそもないのですから、ハードルはできる限り下げておくことが、健やかに楽しく旅するためには必須です。
スケジュールをめいっぱい詰め込む観光旅行などは、もともと私たち夫婦はしてきませんでしたが、この旅では、さらにゆるいスケジュールで行きたいと思います。
また、車中泊だけに固執せず、ホテル宿泊も盛り込んでいきたいと思います。
一か月以上ともなると、女性の方にはお分かりいただけるでしょう、体調が不安定な時期を回避することはできません。
そんなときは、車中で頑張るより、ホテルに泊まって体を休めながら、移動の足を止め、その土地のグルメや観光をゆっくり楽しもうと決めています。
そう、ときにはホテルに泊まります。
そうなると、宿泊費がかかりますし、車中泊ではない分、外食費もかかり、出費がかさみます。
痛い出費とはなりますが、そのくらいにはお財布の紐を緩めて、ゆるく、大人の余裕をもって、旅したいものです。
以前は節約が過ぎて、正直疲れたこともありました。
そういうモードで行けるときは行くのもいい経験になるでしょうが、節約も程々にしないと旅自体の楽しみが半減しかねませんし、健康を害すほどであってはなりません。
程よく節約し、程よく出費し、心豊かな、健やかで楽しい旅にしたいです。
ということで、車中食も徹底しません。
基本夕食は、車中食にする予定ですが、外食にする日ももちろんありますし、ご当地グルメのテイクアウトなども大いに活用したいところです。
旅先でしか味わえない美味しいものをたくさん食べたいです。
見たいものを十分に見て、体験したいことを十分に体験したいと思います。
やっぱり出費はだいぶかさみそうです。
なかなかの出費となりそうです。
正直痛い、痛すぎ、、、いや、そこは大人の余裕を見せねば、、、。

夫はどんな反応を見せるだろう?
まだ旅の全貌も、予算も明らかにはなっておりません。
只今絶賛計画中です。
詳細が明らかになったその時にはまた、ご報告致します。
車中泊だけでなく、時にはホテルに宿泊も。節約は程々にして、頑張るべからず!
まとめ
40代、50代になった私たち〝旅巣る夫婦″の旅の最適なスタイルの全容が見えてきたところで、まとめです。
以下が、〝旅巣る夫婦″の心得であります。
1.快適に、楽に、旅したいなら、車中泊はやめて、ホテルやゲストハウスに宿泊すべし!
2.車中泊最大の魅力は、経済的なことだけじゃない。ワクワクが止まらない!
3.長期旅、車中泊旅には、体力が必須!丈夫な体を作るべし!
4.車中泊だけでなく、時にはホテルに宿泊も。節約は程々にして、頑張るべからず!
1.「車中泊はやめて、ホテルに宿泊すべし!」って、しょっぱなから元も子もないこと言っちゃったななんて思いましたが、やっぱり大概の大人は、体を酷使するような旅は不向きです。

皆様も、無理せず、快適な旅を楽しんでくださいね。
2.とはいえ、車中泊がお好きな方は、やめろと言われたってやめないでしょう。
だって、こんなにワクワクすることって他にあります?
あるか?
人によっては、ない!と言い切れるほど、車中泊を愛していらっしゃる。
そんな車中泊ラバーがたくさんいらっしゃるようですね。
旅行どころではなく、生活まで車中で仕上げる強者もけっこういらっしゃるようです。
最近は、そんな様々なスタイルで車中泊を楽しんでいる方々のブログやYouTubeを拝見するのが、私の楽しみの一つになっています。
3.やめられないなら、できる体を作ろうというのが、私の結論でした。
そもそも、最近では体調が上向いてきていたから、車中泊にも積極的になれたし、体作りにも前向きになれたのだと思います。
何にせよ、そういうタイミングだったのでしょう。
そろそろ、〝巣ごもらない暮らし″に移行する時期のようです。
(〝巣ごもる″お話については、「巣ごもるきもち」などから、過去の記事を読んでみてくださいね。)
4.車中泊とホテル宿泊、車中食とご当地グルメを堪能、節約と楽しい出費を、いい塩梅で。
とにかく、頑張らないことが、旅に限らず、私が今、最も大切にしている心得でもあります。

皆様もどうぞ頑張らず、お健やかに、旅や暮らしをお楽しみください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後も車中泊旅についての記事を書いていくつもりですので、引き続きお読みいただけましたらうれしいです。
過去記事もありますので、よろしければぜひご一読ください。

ではまた、別の記事で、お会いしましょう!